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医院コラム

色覚🎨

こんにちは☀視能訓練士のヅカです😸

 

今日は色覚のお話をします🎨

 

色覚異常とは、色が全部モノクロに見えるというわけではなく、色の判別がしにくい状態を言います!

眼の奥にある網膜という場所に、色の判別をする視細胞があります。

この視細胞がうまく機能しないと色を認識しにくくなります。

 

 

色覚異常の種類について

先天性色覚異常:色を感じる物質を作る遺伝子に異常があり、のどれかまたは、全てを感じることができない遺伝的なものです。

他人に指摘されたり、検査を受けたりしない限り異常を自覚することはありません。

先天性のなかにも様々な種類があります。

1型色覚と2型色覚はX染色体劣性遺伝で、先天赤緑色覚異常と言います。

(見えにくいもの・全く見えないものなど種類が別にありますが、ここでは省略します😢)

先天赤緑異常は、日本人の男子全体における割合が約5%・女子の場合は約0.2%で、性差があり男子の割合が高いです。

(男子では20人に1人、女子では500人に1人の割合です)

女子の場合は色覚は正常であっても保因者といって先天赤緑色覚異常の遺伝子を持っていることがあります。この保因者の頻度は10%、10人に1人の割合です。

そして、日本人では2型色覚の割合が約40%を占めています。

そのほかにも青が見えない3型色覚や、色を全く感じない杆体(かんたい)1色覚・色を識別する能力がない錐体(すいたい)1色覚などがあります。

 

後天性色覚異常:様々な要因がありますが、加齢的な変化や視神経・脳などの病気や怪我が原因です。

 

 

誤読しやすい色の組み合わせとして

 ↔ 

 ↔ 

 ↔ 黒

ピンク ↔ 灰色・白・水色

オレンジ ↔ 黄緑

 ↔ 

などがあります。

※個人差があります!

 

 

色覚の検査について

色覚検査も様々な検査があります。

主に使用される検査をご紹介します✎

 

国際版石原式色覚検査

スクリーニングとして石原式色覚検査という検査があります。

↑図のような数字や曲線を見てもらう検査です。

 

 

ネルD-15

色覚異常の程度を中等度以上と強度に分け判定ができるパネルD-15という検査があります。

↑図のようなキャップをグラデーションのように並べてもらう検査です。

 

 

アノマロスコープ

確定診断にはアノマロスコープという検査があります。

↑機械を覗いてもらい、上下にわかれた円形の色と明るさを均等にしてもらう検査です。

 

当院では石原式色覚検査パネルD-15の検査の実施を行なうことができます🎵


 

基本的に先天性の色覚異常は治すことはできません。

しかし、程度には個人差がありますが日常生活にはほとんど支障のないものであることが大半です。

お子さんの場合には過度に問題視せず、むやみに指摘しないように接してあげてください😊

遺伝は親の責任ではなく、その子の個性として捉えてあげてください😌

特別視する必要はないですが、対策はしてあげましょう。

例えば兄弟間では色違いの歯ブラシではなく、キャラクター🐶の違うものに変えたり、柄の付いているものにしたりして選んであげましょう。

学校生活では黒板の色とチョークの色で判別できない場合があるので、担任の先生に相談してみましょう。

 

将来の職業選択では制限される資格もありますが、それもこの頃では地域差があったり、見直しが行われていたりしますので、希望の職種についてはその都度本人に確認させることが必要です。

 

 

色覚で学校検診に引っかかったり、勤務先での提出が必要だったりする場合は当院で検査が可能ですのでお気軽にご相談下さい🐸✨

 

久山以外にも古賀や青葉、福津からもご来院頂いています🌟

眼の事でお困りの事があれば、川原眼科久山クリニックへ♪(トリアスモール内にあります)

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