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瞼のできもの

こんにちは。視能訓練士の藤原です。

 

今回は「瞼のできもの」についてお話をさせて頂きます。

 

瞼はさまざまな組織で構成されているため、腫瘍(できもの)が出来やすいのが特徴です。

 

その中でも代表的なものが、「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ」になります。

 

「麦粒腫」は、瞼の汗腺(汗を出す腺)や睫毛の毛根などに細菌が感染し、炎症を起こす疾患です。炎症を伴うので痛みがあります。

 

初期は瞼を押さえると痛むという症状から始まり、次第に瞼が腫れ、痛みや異物感を伴うようになります。症状が悪化すると瞼全体が腫れるような事もあります。その後、段々と瞼の中に膿が溜まって、潰れて膿が出て、治ります。膿が溜まって潰れる前に膿点といって、黄色い点が出来る事もあります。多くの人は皮膚や鼻、喉にいる黄色ブドウ球菌などの常在菌が感染の原因です。身体の抵抗力が弱くなっている、汚れたコンタクトレンズを付けた、不衛生な手で目を擦ったなどが感染の引き金になります。

 

抗菌の目薬、軟膏、内服で治療します。早期に治療を始めると、あまり症状を悪化させずに済む事がほとんどです。膿が溜まり皮膚が薄くなると、排膿を促すため切開する事もあります。

 

「霰粒腫」は瞼の縁にある脂腺(脂の分泌腺)の開口部が塞がって、分泌物が溜まり、瞼が腫れる疾患です。ほとんどの場合が無菌性の炎症によるものなので、痛みはありません。

原因はホルモンバランスが乱れて、分泌液の粘度が高くなってしまう事や、化粧品が詰まってしまう事、また油分の多い食事などがあります。

 

初期は少し腫れが出来、異物感を感じたりします。放置すると腫れは大きくなって行き、症状が進むと、大豆ぐらいの大きさのしこりになる事もあります。

 

軟膏、目薬での治療を行いますが、霰粒腫はこれらに反応しにくい事も多く、しこりが残ってしまう事もあります。

 

しこりが慢性化し、気になる場合は、切開手術を行い内容物を摘出します。

 

手術時間は15分~20分程度です。

 

余談ですが、麦粒腫と霰粒腫は通称で「ものもらい」、「めばちこ」、「めいぼ」とも呼ばれています。

東京方面では「ものもらい」と呼ばれる事が多いそうです。大阪方面では「めばちこ」と呼ばれる事が多いかと思います。私の地元では「めばちこ」と呼ばれていました。

 

「ものもらい」と言っても常在菌からの感染なので、人に伝染したりするものではありません。

 

当院の院長が、麦粒腫、霰粒腫についてYOU TUBEで分かりやすく解説しております。こちらもぜひご覧ください。

 

https://youtu.be/3dBq8XHHamY

 

眼の事でお困りの事があれば、川原眼科久山クリニックにご相談下さいませ。

 

白内障や緑内障、糖尿病などの一般診療をはじめ、コンタクトレンズ、眼鏡処方まで幅広い診療を行っております。

 

土曜、日曜、祝日の診療も行っております。

 

久山町を中心に篠栗町、新宮町、福岡市東区名子、蒲田、青葉、みどりが丘、香椎台、古賀市、福津市などからも多数ご来院頂いております。

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